クトゥルフ神話の世界へ
この記事は、本来298production Advent Calender 2018の12月19日に書くはずだった記事です。供養のため置いておきます。
どうも、森主です。今日は珍しくSF研の顔つきをしようと思いますが、かなり突貫で仕上げた記事なので誤字脱字や説明不足の点があるかもしれませんがご容赦下さい。
僕は普段SF研の顔つきをしながら読むジャンルは、SF, 叙事詩, そしてクトゥルフ神話関連の本が多いです。好きな作家はハインラインと円城塔とラヴクラフト。
その中でも親しみやすく知名度も高いクトゥルフ神話について少しだけお話ししたいと思います。
1, はじめに
まずクトゥルフ神話についてですが、簡単に言うと小説を元にした"架空"(ここ大事)の神話です。詳しい説明はwikiにでも譲りますが太古の地球を支配していた異形の存在が現代に蘇る、という共通テーマを覚えておいていただければ問題ありません。
2, 入門に
クトルゥフ神話自体の知名度は(オタクの中では)非常に高いと思います。おそらくそれは、TRPGのリプレイ動画やテレビアニメ(ニャル子さん等)、またはライトノベル(うちのメイドは不定形)などで触れたことがあるのが一因でしょう。
さて、ここでオタクのみなさん。
クトルゥフ神話に少し踏み込んでみませんか?
どうせオタクこんな架空の神話とか好きでしょ?
3, 最初に触れるもの
やはり最初に触れるのに適しているのはクトルゥフ神話の大本の一人であるH.P.ラヴクラフトの、ラヴクラフト全集!
といいたいところですがこれは非常に読みにくいのでまずは
こんな感じのコミカライズ版を読んで雰囲気を味わってみると良いと思います。
で、もし雰囲気が合わない。もっと人間が活躍する話が読みたい!
という方にはこちらの
タイタス・クロウサーガがおススメです。ラヴクラフトよりもかなり読みやすい文章ですが、ラノベが苦手な人は「くっさ」と呟いてしまうかもしれません。
4, 遂に…!
上記の本を読んで平気だった、もっと読みたい!という方。または最初から挑戦したい!という酔狂な方はこちらの
ラヴクラフト全集に挑戦してみて下さい。
(確か)全8巻+追加上下巻で合計10巻だったと思います。
こちらをいきなり勧めない理由ですが、
・文字が小さい上文体が読みづらいこと。
・人間は活躍するというより異形の怪物に追われる側であること
が大きいです。
TRPGのセッションなどから入った人に勘違いされている方が多いのですが、クトルゥフ神話では基本的に人間は無力です。異形の怪物は神と形容されるほどなので人間はとても敵いません。
このラヴクラフト全集は、そんな人間の無力さと追い詰められていく恐怖と絶望感を絞って得られる真っ黒なタール様の表現、感情を楽しめる人が適していると思います。
なんだかハードルを上げてしまいましたがそんな感情を楽しめない方でもホラー小説として楽しめるんじゃないですかね。知らんけど。ちなみにジャンルとしては僕は、
「コズミック(宇宙的)ホラー」
という分け方がピッタリだと思います。
なんか、こう宇宙って人間には想像も出来ない雄大さともつかない深遠さがありますよね?あるんです。それを感じられるのがいいのかなって。
5, 最後に
なんだかよく分からないうちに終わってしまいました。置いてかれていた方はごめんなさい。一応イメージしやすいようにGoogleでの「クトルゥフ神話」の画像検索結果を載せておきます。
キモ…(でもそこが好き)
怖がらずに読んでみてね。あとコミケ(c95)の三日目にSF研として出るから是非来てね。
おわり